小春日和

敏感な私の学校生活と日々のこと

高校受験のこと

自己紹介の記事で、高校受験を1年遅らせたと書きました。その事について書いていきます。

 

中学3年生の頃の話です。

この頃私はすごく心が不安定で自分がとても嫌いでした。

学校行ってない自分がとても嫌いでした。

人と違うことをする自分を恥ずかしいと思っていました。

 

中学3年生の頃、今通院している病院の先生に出会いました。

その先生は最初に「何に困っていますか?」と聞いてきました。

何を言ったかは覚えていませんが、しんどいということを伝えたと思います。

 

その話の中で受験はどうするか。という話になりました。

私は、先生にこう言いました。

 

「高校受験を1年遅らすなんてダメだと思います。」

 

すると先生は、こう返してきました。

 

「それは誰が決めてるの?」と。

 

その言葉を聞いた瞬間、しんどくて先生の顔を見れず下ばかり見ていた私は頭を上げました。

 

私はその言葉でハッとしました。

 

それがダメなことだと決めていたのは私だったんだと気づきました。

先生の言葉がきっかけで高校受験を1年遅らせることに決めました。

 

その1年間は辛かったことの方が多かったかも知れません。周りの人達ができていることが出来ない、していなかったからです。

 

私は周りと比べ、自分が嫌いになりました。

病院の日、先生に相談しました。

「周りの人達が出来ていることが出来なくて辛いです。」と言いました。

 

すると、先生は「今は出来ないだけ。いつかはできる。周りと比べるんじゃなくて前の自分と比べてあげて。」と言ってくれました。

 

その言葉を聞いて考えてみました。

前の私は、玄関の扉さえ開けられなかった。

知ってる人に見られたくなかったから買い物にも行けなかった。

 

それに比べると、私は玄関も開けられるようになったし、家の近くのスーパーにも行ける。

出来なくなったことばかりを見て、出来るようになったことを気づいていませんでした。

 

みなさんも、周りから見ると小さなことなのかもしれませんができるようになったことはありませんか?

私は、周りからは小さなことかもしれませんが私には大きなことでした。

 

もし、私みたいに受験を1年遅らそうかと考えているのなら私は胸を張ってこう言えます。

 

「大丈夫だよ。」って。

 

1年遅らせました。年齢も違います。

けれど、毎日が楽しいです。

私の学校は不登校の人達が多くいます。

だからという訳ではないですが、クラスの人達は私が18歳でも受け入れてくれました。

 

私は、将来は心理の道に行きたいと思っています。

私は、不登校の人達の道案内がしたいと思っています。

私は、不登校になった後の安心した未来が欲しかった。

 

でも、誰も教えてくれませんでした。

 

本を見ても、不登校が学校に行けるようにとか

不登校を脱するという本をよく見かけました。

その本で救われた人ももちろんいると思います。

ですが、私は安心が欲しかった。

 

今のままでもこの先大丈夫だよって。

 

私は、不登校の人達と一緒にこの先の事を考えて、手を繋いで歩いてあげられる所まで道案内を出来ならいいなと思っています。